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日々の皿

風邪のための食事/1月27日(水)の食卓  晴れ

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牡蠣





Aちゃんは風邪をひいたらしい。

きのうの午前中はお休みしたそうだ。

だから、ずいぶん具合が悪いんだと思う。

「おうどんがいいかなあ。お伊勢のおうどんみたいにやわらくして」

「すするのは気持ち悪くなるんじゃない?」

「お粥は?」「それだけ?」「じゃあ、お雑炊定食」「定食ねえ」

みんな風邪のときって何を食べてるんだろう?

うちは体を温める、ニンニクと生姜たっぷりの鶏のスープや(日本

酒と水の半々で煮る)、喉がひりひりしてなければキムチ鍋みたい

の。

背中がぞくっとしたり、ちょろり鼻水がでたり、あれ?おかしいな

あと気付いたころの風邪は、皮膚のごく浅いあたりに潜伏している

そうで、体をあたためると風邪は汗とともに流れてどこかに蒸発す

るんだそうだ。だから風邪のひきはじめだったら、汗をにじませる

食事をとれば大体おさまってくれる。

けれど、Aちゃんの風邪は初期症状ではなさそうだし、どんな風邪

なのか・・・こまったなあ・・・といいながら手は勝手に動いて、

お粥の支度をしている。ちょっとひらめいたのだ。

干し貝柱を水にひたしてから、肉屋にひとっ走り、鶏のひきにく2

00gとささみを4本。

洗って浸水しておいた米と米の十倍の水と戻したほたての貝柱とそ

の汁と松の実一握りを鍋に入れて中華粥をつくる。Aちゃんの食欲

がなければ、中華粥だけを出せばよい。もしも食欲があれば、鶏の

ひき肉と生姜汁たっぷりの葛あんを粥にかければ、ボリュームが出

る。

おかずは刻み生姜と牛蒡の金平、長ネギと生姜とささみのサラダ。

ささみはふつふつと沸いてきた粥に入れて火を通すと、粥の出汁に

もなって一石二鳥(この言葉ひさしぶりに使った)。

Aちゃんは、頭痛と胃腸炎の風邪だそうだ。

胃腸炎の風邪っていうのは、どういう症状なのかよくわからないけ

れど、食欲はわりとあるそうだ。よかった。


夜は、昼にお出しする予定だった牡蠣を使って、牡蠣麻婆。

これもまたたっぷり汗をかいて、温まる料理。



----朝のごはん----

じゃがいもとリンゴのガレット

ブルベリーソースのヨーグルト


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----昼のごはん----


長ネギと生姜とささみのサラダ、刻み生姜と牛蒡のキンピラ、

鶏そぼろ葛あんかけ中華粥(おいしかった!)。


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わたしは台所で立ち食いをしていたのですが、食べ終わるころには汗がにじみ、

胃の腑も指先もからだ全体もぽっぽとあたたかくなっていました。

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----夜のごはん----

牡蠣の麻婆はこれでもかというくらい刻み長ネギを入れる。風邪をひかないように。

お昼の鶏そぼろあんも加える。

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長ネギたっぷりの牡蠣の麻婆、ほうれん草の胡麻和え、お昼のキンピラの残り物、

玉葱とお揚げのお味噌汁、梅干し、白い御飯。                                  

牡蠣麻婆のっけ
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by hibinosara | 2016-01-31 09:59 | Comments(0)