2月9日(火)の食卓/ポテトサラダサンドウィッチ 晴れ
空がまだ昆布の色みたいな時間に起きる。昆布を煮るのだ。
機材室の冷凍庫の半分近くを占めている、出汁を取ったあと
の昆布を、何回かに分けて台所に持ってきて、溶けきらない
ところを、食べやすい大きさの色紙に切る。延々と切る。
12日、母はお友達を呼んで餃子教室を開くんだそうだ。
その時のお土産用の昆布煮、母の自慢のタネを作る。
母はまちがいなく昆布煮と私を自慢する。お友達は迷惑だろ
うし、わたしは恥ずかしくてたまらないけれど、さいきんは
それが母の幸せだったらいいや、と思えるようになってきた。
だから、というわけでもないけれど昆布のほかに、おいしい
干し椎茸と生姜もたっぷり炊き込むことにする。
明るくなってきた部屋に昆布のことこと煮える音と濃い醤油
の匂いがたちこめる。
Iちゃんから連絡があって、今日のことはすこし先に伸びるこ
とになった。
お昼近くにパンが届いて、トーストするとおいしいパンとふわ
ふわのミルキィーパンの両方をつかって、ポテトサラダサンド
ウィッチを作る。
ふわふわのパンの方が今日のポテトサラダには合った。
夕方、煮あがった昆布と緩衝剤代わりのこんにゃくやチーズな
どを詰めて札幌に送る。
----お昼のごはん----
ポテトサラダサンドウィッチ
平鱸のアラのスウプ
----夜のごはん----
聖護院大根と油麩のおうどん
若芽の酢の物