日々の皿

2017年2月25日(土)  晴れ  13/4℃

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愛魚女






たかくてきれいな声がときどき空に響く。

たぶん、シオヒヨドリ。きれいな青い背をしているこの

は雨があがると一番に鳴いて、それをきっかけにみるみ

空が青く明るくなってゆくことを、ここに暮らすうに

って知った。

ベランダに出て、さがしてみたけれど見えない。

今朝は「う」が一羽川に浮いていた。


海が時化てて魚が入ってこないんだよ、と大将は言った。

いつも魚が入った発泡スチロールをいくつも並べた長方

は、あちこち欠けて濡れた石畳が見えている。

両手いっぱいに広げたくらい大きな魚は買えないし、鯵に

目が行ったけれど、なにかピンとこない。

ぬるっとして黒っぽい魚が目に入って訊くと「あいなめ」。

聞いた事があるし、食べたこともあるような気もするけれ

ど思い出せず、食べ方を訊くと「特徴がない魚だからさー」

と眉間に皺を寄せて「刺身でしょ、塩焼きでしょ、唐揚げ

でしょ」「煮物は?」「んー」とあまりはっきりしない。

一尾もらう。

魚を持ったまま、東銀座の岩手銀河プラザで牛乳を一本買

って、その足でひさしぶりの「はしご」。

たくやさんは「だんだんめん、ふつう」わたしは「だんだ

んめん、大辛」(柚多めを言うのを忘れた)。

待っている間、もらったごはんに沢庵の千切りをのせて食

べていると、カウンターの向こうに座っている人が、よほ

どお腹がすいていたのかラーメンを口幅いっぱいにして

すって、口元が滝みたいになっている。しばらくると「

ごはんのおかわりください」と言ってラーメンのをかけ

て、うまそうにかっこんでいる。やっぱりお腹すていた

んだ、と嬉しい気持ちになっていたら、しばらくして「ご

はんのおかわりください」という声が、また聞こえた。



ドイツパン

りんごのジャムとレモンカード レーズンとくるみのパン

はそのまま

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・アイナメの塩焼き さっぱりした白身

・ニラと豚ひき肉の炒め物 

・厚揚げ、柚味噌焼き

・梅干し

・ニシン昆布巻き

・アイナメのあら汁(頭の肉はふわっとしておいしい)

・玄米お豆ごはん


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あいなめは、去年の2月淳さんが泊まりに来ていた時に、ごぼ

うと一緒に煮付けて食べていた。

身離れのよい、ほっけみたいな味の魚。

でも、去年とは見た目がちょっと違う。

体は黒っぽいし、ぬるぬるして深海魚みたいだし、暗い絶望的

な顔をして、血抜きされている。

思い出したけれど、北海道ではアブラコと呼ばれていた。

「おいしくないさかな」としてあまり人気がなく、母などは

顔をしかめる。





by hibinosara | 2017-03-07 08:18 | Comments(0)