2017年3月12日(日) くもりのち晴れ 12/3℃
春キャベツ
Dさんの本を持って家を出る。
Dさんは今日大阪でコーヒーを作る。
わたしたちの大切な人たちがDさんのコーヒーをのみに行く
と聞いているから気持ちだけでも参加したくて、いくつもの
大きな川を渡る電車に乗って本を開いた。
向かう先はスパイス調合教室。
スパイスはいつも感覚で組み合わせていて、それで不都合は
なかったけれど、もうすこし確かなものにしたくて。
料理教室に行くのは初めてで、なんとなく抵抗があったから
迷っていたけれど、三宅純さんのブルカリアンボイスを耳に
したとき、あんなふうなスパイスの調合してみたい!とその
和声に背中を押されて前々日になって申し込んだ。
それにスパイス調合家の日沼紀子さんの文章には、この人に
習いたいと思う誠実さとお人柄のよさを感じたし、それにこ
のところよく使う「クミン」をテーマにした本を出している
ことにも興味があって。
基本のカレーとビーフカレー、二種類の調合を習う。
ばくぜんと感じていたことが言葉になってはっきりしたし、
とらえ方もおもしろくて、行ってよかった。
昼
・エスニックハンバーグと春キャベツのソテー
ハンバーグは残った餃子の餡に、ナンプラー、クミン、ブラック
ペッパー、松の実を加え、空気を抜くように形を整えこんがりと焼く。
付け合わせの春キャベツは、外葉をしばらく水にひたしパリッとさせて、
千切りにし、蒸し炒めにする。
粗熱がとれたら、ブラックペッパーとブラックソルトを加える。
ブラックソルトの硫黄の匂いとハンバーグのクミンの香りはたぶん合う。
・玄米
・トマトスープ じゃがいもと新玉ねぎ
たくやさんのごはん
わたしは、スパイス調合教室で、チキンカレーとビーフカレーの試食。
夜
・蒸しキャベツ
・豚生姜焼き 新玉ねぎのソテー
・トマトスープ
・玄米
キャベツまるごと料理は、去年はサヴォイキャベツの肉詰めを作った。
場が盛り上がる見た目をしているわりに、味はふつうだった。
キャベツとバラ肉、キャベツとベーコンの重ね蒸しも、そんなに興味がない。
けれどスープが好きだから、ロールキャベツにするといくつでも食べられる。
今日は冷蔵庫事情もあって、キャベツをまるごとくったりするまで蒸し、コラトゥーラ、
赤酢、オリーヴオイル、ブラックペッパーで調味しながら食べた。
浸るようにそれ一種類を食べるのが好きだからおいしくて仕方なかったけれど、
たくやさんは単調で食べ飽きすると言う。
確かに二人で一玉は多いかもしれない。