2017年3月29日(水) 晴れ 15/4℃
矢島かぶ
春らしい霞んだ空気。
柳の芽吹きがはじまった。
細長い枝に、うす緑色の細い葉っぱが間隔を置いてひょいひ
ょい飛び出している。
丈の低い胡桃も木の先が丸くなって芽が吹いてきた。
柳の木は葉が落ちても生きているのはなんとなく分かったけ
れど、胡桃はまったくわからず、だから余計にうれしい。
行ったり来たりしながら毎日すこしずつ春になってゆく様子
を見て喜んでいたのに、芽吹きが始まると、知らないうちに
春になっていた、なんて言ってまた喜ぶのだ。
今日もケーキを焼く。
スフレチーズケーキ。
見た目は非常によい。
そして今日もケーキは託して、出かける。
焼き上がった時、期待させる見た目をしていたスフレチーズケー
キはふつうだった。
ふつうにしているのは、香りがないこと。それからスフレという
わりには、スフレ度が足りないこと。表面に火が入りすぎている
こと。
どこをどうしたらおいしくなるのか。燃えるなあ。
昼
矢島かぶと蛍烏賊のパスタ
矢島かぶは滋賀県守山市矢島町の伝統野菜なんだそう。
「蕪」は冬季のみの販売なのかな、もう三月も末だから。
訊くとよかった。
葉はやや固め。アブラナ科特有の甘くて苦い深みのある味。
夜
・ゆで鶏、冷奴、新玉ねぎのサラダ ヤンニョムカンジャン添え
・春菊の白和え
・昆布巻き
・蛍烏賊とそら豆の炊き込みごはん
・新玉ねぎと玉子のスープ 玉ねぎはとろり、玉子はふわり
ゆで鶏は作るのは簡単だし、その上いろいろ使えて便利。
鶏ムネ肉に塩をすりこんでしばらく置き、肉がすっかり沈むくらいの
湯を沸騰させて火を止め間髪入れず肉と生姜のスライス数枚を湯に沈め
すぐに蓋をするだけ。冷めればできあがり。
肉にゆっくりと熱が入るのでやわらかく仕上がる。
湯は鶏肉の旨味と生姜のよい香りがうつったスープになるし、
鶏はスープにつけたまま保存するとしっとりして冷蔵庫で数日もつし、
重宝する。