2017年4月7日(金) 晴れ 22/15℃
いちにち篭る。
ときどきパソコンから離れて台所にゆく。
冷蔵庫はがらんとしている。
昼のために切り干し大根とあらめを水にもどし、凍ってい
るめかぶを袋ごと水で溶かし、塩辛い鮭を細かくする。
とおくに聞こえる鳥の声に耳をすます。
メジロのミカンのブランコがゆらぐたびに胸がとくんとする。
ミカンはただ風に揺れている。
背伸びをして窓の中を覗き込んでいるスズメに古いもち米を
すこしまいてやる。
高層ビルの窓にギラリと反射した太陽が、反射している西の
空に沈んでゆく。
機材室の片隅の貯蔵棚から缶詰を見つける。
いつかもらったSAVA缶。
トマトがひとつある。
これで一品。
長野野菜の露店で買ったニラが、新聞紙に包まれて冷蔵庫の
ドアに立っている。
玉子はきのう花見弁当に使ってひとつもない。けれど塩豚の
熟成したのがある。
これで二品。
あとは淡路の新玉ねぎでほたほたスープをほたほたとつくる。
これで三品。
簡単な夕飯を終わらせて、ぼんやりと明日の献立を考えた。
まぶたに桜鯛が浮かんでくる。
昼
・めかぶ、納豆、ながいもとろろ
・切り干し大根と油揚げの炊いたの
・あらめの煮物
・鮭、青海苔、ゴマのふりかけ
・梅干し
・お味噌汁 ふのりと長ネギ
・白いご飯
夜
ふつうの三分の二くらいの丈のニラ。
すこし肉厚。甘く、やわらかい。
旬のニラはよく香る。
・塩豚とニラの炒め物
・SAVA缶とトマトの炒め物
・玉ねぎのほたほた煮
・新じゃがと鶏肉の炊き込みご飯