人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日々の皿

12月18日(月)  晴れ  10/2℃

12月18日(月)  晴れ  10/2℃_c0367403_17061439.jpg





そうか、シュトレンは日持ちのするお祝いパンだと思ってい

たけれど、発酵パンのたぐいにもなるのだなあ。

ドイツではクリスマスを待つ4週間の待降節の間、シュトレ

ンを少しずつスライスして日々風味が移ろってゆくのを味わ

いながらクリスマスの到来を楽しみにするらしいのだけれど、

そうか、だからなのか。とにかく最初はレシピの通りに作る

と決めているのだけれど、何度にもわたって発酵させた大き

なボールにあふれんばかりのシュトレンの生地は計ってみる

と3キロもあって、それは2本分の量なんだそうだけれど、

四週間の時間を考えればうなずくところ。

シュトレンは髭の人の好物で、もう何年も前からリクエスト

を受けていた。

シュトレンをはじめてみた時のことは覚えている。

これがドイツのクリスマスケーキのようなものだよと髭の人

が指した先には、透明のフィルムに包まれて粒子の細かいザ

ラメがいっぱいにかかった石のようなパンが、銀色のリボン

のかかった細長い赤い箱におさめられ、スポットライトを浴

びていた。

「これが、クリスマスケーキなんだ」と不思議な気持ちにな

った。

パネットーネをしったときも「これが、イタリアのクリスマ

スケーキなんだ」とその見た目の質素さに、さびしさまで感

じた。わたしはまだ二十代の半ばをすこし過ぎた年頃で、お

おいにデコレートされたケーキで育ってきたのだから。

嗜好は変わるもので、今ではデコレートされたクリスマスケ

ーキにはふりむきもしなくなった。

飾りより、形が好きになったのだと思う。

シュトレンは「坑道」を意味し、真っ白に粉砂糖をかけられ

た形は、幼子イエスを産着で包んでいるように見えるとも

いわれているんだそう。

でもどうして、坑道なんだろうなあ。

今日はバターと和三盆糖をまぶして、明日全体に粉砂糖をま

ぶす。そこから一週間熟成させるのが本式らしい。


2本分は4本に分けてもけっこうな大きさ。

12月18日(月)  晴れ  10/2℃_c0367403_17061522.jpg

昼は

・夕べの味のよくしみたすきやき

・お味噌汁は絹ごし豆腐と長ネギ

・白い後ご飯と生卵



12月18日(月)  晴れ  10/2℃_c0367403_17085342.jpg

夜は

・焼き鯖

・春菊のおひたし

・豚肉と椎茸の中華スープ

・白いご飯

12月18日(月)  晴れ  10/2℃_c0367403_17061515.jpg







by hibinosara | 2017-12-28 11:35 | Comments(0)