3月11日(日) くもりのち晴れ 16/6℃
ママンはどうしておられるかな。
お見舞いに行こうとしてやっぱり今日はやめる。
毎年、3月11日には電話で話していた。
「あの日、しんしんと雪が降っていてね」
そういつもおっしゃった。
あの年の、隅田川を彩るはずの桜は咲いても、咲いても晴れず、
腰まで水に浸かっているように冷たかった。
どうやってベルイマンの「秋のソナタ」を見つけたのだっけ?
そうか、デンマークの映画監督の名前を思い出したくて(スサ
ンネ・ビア)、俳優の名前や、映画のタイトルから検索してい
たときだった。
ふと目に付いた「リグ&イングマール 愛の風景」のトレーラ
ーに惹きつけられ、連鎖して「秋のソナタ」にも目が行ったん
だった。
もう夜も更けていたのに見始めてしまった。
私はこういう映画が観たかったんだな、と思った。
北の空気もとてもよかった。
メジロ日記
朝、来ず。
昼近くになってやってくる。
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玄麦を製粉してもらうとどっと、ふすまも付いてくる。
ふと思いついてぬか床ならぬ「ふすま床」をはじめる。
昼は
・大根の漬物、切り干し大根酢の物、石川蕪の塩もみ
石川蕪、やわらかくて、甘くて、水分たっぷりでうっとりした。
百五十円を塩で揉んで、もらえるおおきな幸せ。
・せとうちうどんで
髭の人 たまごと醤油とネギ
私 醤油とネギ
おやつは
五郎島金時の焼き芋
夜は
・石川蕪のサラダ
・新玉ねぎのパスタ
新玉ねぎ2個、オリーヴオイル、塩、白胡椒もしくは黒胡椒、パスタ180グラム
ミモレット、パルメザン、ロマーノ(ロマーノは入れても入れなくてもいいような
気がするのだけれど、クセがちょっと欲しかったので)
鍋にオリーヴオイルを入れ、繊維に沿って切った新玉ねぎをなじませて蓋を閉じ火
にかけ蒸し煮にする。時々なべを開けて玉ねぎが焦げないように混ぜ、甘さを引き
出して、とろとろにする。
チーズをすりおろし、湯を沸かしパスタを茹でる。
玉ねぎの味付けは塩。
茹で上がったパスタを温めた皿によそい、とろとろになった玉ねぎをかけまわし、
白胡椒を挽き、チーズを散らします。
皿にニンニクをすりつけておくと風味がついて、さらに美味しかったと思われる。