ターツァイ/11月7日(土)の食卓 くもり
ターツァイ
冬が旬のターツァイも見かけるようになった。
縮んだ葉野菜はどれも好きだけれど、ターツァイもまた縮んだ
葉先が熱でくったりすると、ひだによく味がからむ。
ターツァイが好きなもう一つの理由はその形が青い花のようだ
から。きれいに開いているターツァイを見かけるとつい手に取
ってしまう。
昼はターツァイと豚肉のあんかけ焼きそば。
焼きそばの麺は厚手の鍋かフライパンでじっくり焼く。きつね
色に焦げ目を付けカリッとさせたら皿に盛る。
いしりといしるで味付けしてとろみをつけたターツァイ豚肉とキクラゲを麺にたっぷりかける。
そろそろオニオングラタンスープの季節に入るので、午後は玉
ねぎを炒めを作る。
母が送ってきた自動スライサーというものを使って玉ねぎを大
鍋一杯分刻んだ。
目も痛くならないし包丁で切るよりいくぶん早いような気もす
るけれど、椅子に座って、玉ねぎを棒で押して自動スライサー
で切り刻まれているのを見ているだけの時間は退屈だった。
映画DIVAでリシャール・ボーランジェがシュノーケルをつけて
玉ねぎを微塵に切っているシーンがあるけれどああいうのが
いいです。
息継ぎのついているシュノーケルをつけて台所に立っている絵図
らはどうしたってばかばかしくて楽しいです。
玉ねぎを何十個も刻んで疲れることもまたよいです。それは、次
の活力になるからだと思います。
けれどせっかく母が送ってくれたのだし、玉ねぎを刻む時には自
動スライサーを使おうと思います。たぶん。
りんごのジャム色くらいに炒めた玉ねぎを味見すると、とろりと
してあまく、スプーンに何杯もすくってたべるほどおいしい。
この時点の玉ねぎだけのグラタンスープもまたよいかと、一部を
鍋から取り出して玉ねぎを鶏ガラスープですこしだけ薄めて、オ
ーブンで焼いた。
ほうっとして肩の力が抜けた。
とろとろとして、やさしくて、つかれないスープだった。
チーズもバケットも必要と感じなかった。
風邪をひいた時にもよいのではないかな。
----朝食----
ブルーベリーソースのヨーグルト
----昼食----
ターツァイと細切り豚肉のあんかけそば
----夕食----
カキフライ(これで1キロの牡蠣は終了)
ポテトサラダ
玉ねぎだけのグラタンスープ
たまねぎを切るとき大量に目から塩水が出てくるので、シュノーケルのゴーグルだけをつけてやってみたことがあったのですが、たまねぎを含んだ空気が口から入ってきてしまって、こんどは鼻と目から大量の塩水を垂れるハメになった日のことを思い出しました。たまねぎおそるべし。
ふふふふふ。なんとそれは、見てみたかったなあ!
シュノーケルは正しいつ方をした方がよさそうですね!
わたしにはコンタクトレンズという武器があるのだけれど、
家では眼鏡のことが多くて、玉ねぎから立ち上る、玉ねぎ気体が眼鏡と眼の間にこもって、なみだじょわ-になります!