生姜のジャム/11月20日(金)の食卓 曇り
神石高原生姜
今年の冬の風邪の初ひきは、盛岡から帰路に着く新幹線の隣の
席で、ごほごほ咳ぐすぐす鼻をならしている人からもらったと
思われる。
わたしはその時疲れていたから一時間もしないうちに、背中が
ぞくぞくしてクシャミを連発した。
まずいなあと思ったときは、とにもかくにも汗をかいて風邪を
押し出してしまう。
その夜は中華屋でからーい担々麺を食べて汗をかいたら、風邪
はどこかへ飛んで行った。
立冬を迎えてから朝や夜に「あ、風邪ひきそう」と感じる瞬間
が何度かあった。
けれど生姜をたっぷり入れたココアやスープで体を温めて、汗
をかくと、風邪はやはりどこかへ去ってゆく(ほんとうは、天
井とか壁とか台所のカウンターにとどまって隙が出るのを見張
っているのかもしれないけれど)。
「この生姜、おすすめです。香りも辛みもすごくいいんです!」
と八百屋の、エースと呼ばれている社員さんから勧められた生
姜は、新生姜と古根の間くらいの品種で独特なんだそうだ。
これからの季節は特に生姜がかかせないので一袋もらってため
してみる。
いやいや、ほんとうに、すばらしい生姜だった。
切り口は黄金色に輝き、香りも辛みも鮮やか。
まずはジャムを作る。
ごくうすくスライスした生姜を鍋に入れる。
果糖を生姜の上に雪のように広げ、すっかり溶けるまで待つ。
鍋の蓋をして中火にかけ湯気が立ったら弱火でやわらかくなる
まで煮詰める。
レモンを加え蓋を開けたまま中火弱で数分火を加える。
----生姜のジャム----
----朝食----
ブルーベリーソースのジャム
----昼食----
野菜いっぱいのチキンカレー、辛いキンピラゴボウ、
カリフラワーのピクルス
----夕食----
ひさしぶりに、にしむらでとんかつ。
上ロース膳(た) カツカレー膳(私)
おいしかったなあ。顔のにまにまがとまらなかった。
まんぞく、まんぞく。