3月日6日(日)の食卓/ツンツン巻きほか くもり空
ときどき事情聴取をする。
うんちのことは、大切なので、事細かに尋ねると、とまどい、
ためらい、いくぶんはじらうように、くちごもりながらこく
はくする。ふむふむ、なるほど、わかった、まかせておきな
さい、となるわけなのですが、そういうことで、今日のお昼
はこんにゃくを煮ました。けれど、あんまりおいしくて、わ
たしが2/3をたべてしまいました。
本棚のノートを整理したくて、ぱらぱらとめくる。
最後まで書かれたもの、三四ページ使って埋もれたもの(
そういう類はらくがき帳にした)、途中までびっちりと書き
込まれ、ふたたびペンを入れられるの待っている気配のある
ノート。
食べ物で体を整えようとしていた頃の(それはいまも変わら
ないけれど)ノートも数冊あった。
春、という項目を読む。
・暖かくなり、締まっていた体が緩み、動き出す。
・あたたかい気、陽気は上がりやすい。
体の上部にめまい、ふらつき、イライラ、目の充血、体に
力が入らない。
・春は肝のエネルギーが高まる。
目、筋腱、情緒の働きにも関係。
・肝は血が充実してこそせいじょうに活動する臓器。
・肝の働きを平常にする食材、陰を補う食材、体を引き締め
る酸味をうまく利用する。
・鎮静、解毒作用のある春の山菜も取り入れて。
・・・・・・・・
はっ、とする。いまの不調そのままで、なんだ、春のせいだ
ったのか、と安堵する。そろそろ骨盤も開いて来て、毎年恒
例の背中の痛みも始まった。
にんげんも自然そのものだという事実を、ときどき忘れる。
ふりかえれば体はしぜんと、ひつような物を手に取って、酢
を使った料理や頭のぼんやりを解消するホースラデッシュや
らを口にしていた。
お昼は、ホースラデッシュと花ワサビで”ツンツン巻き”。
花ワサビの一本は巻くのに失敗した。
そのままかぶりつくと「恵方巻きですか?」とからかう人の
言われるまま調子にのって、吉方位に向かい、辛さで涙目に
なりながら、むせそうになりながら、それでも端から端まで
もくもくと食べきった。
----お昼のごはん----
ホースラデッシュ巻き、花ワサビ巻き、
ホースラデッシュと花ワサビの鮭節の巻物、
こんにゃくの煮物、しいたけ旨煮(旨煮は今日
三日目あたりからおいしくなってきた)卵焼き、
白菜とお揚げのお味噌汁。
白いランチョンマットは、食卓を春らしくしたい、たく
やさんが敷いた。赤いクロスもそろそろ終わりの季節。
----夜の手抜きごはん----
残り物を並べる。皿数が多いせいで、ごちそう気分。
冷凍食品のシュウマイ(なかなかおいしい)、中華おこわ、
花ワサビ漬け、煮昆布、ちりめん山椒、しいたけ旨煮、うどキンピラ、
海藻サラダ、たくわん、海苔佃煮(しなびた板のりで作った。なかなかおいしい)、
玉子納豆、白菜と油揚げのお味噌汁、白いごはん。