6月16日(金) 晴れ 29/18℃
天気が持ちそうなので、薄切りにした生姜を干してから出か
けた。
目つきの悪いアオサギと、岩の上に大きく盛り上がる甲羅を
干す亀が固まる静かな池に、燕が風のごとく飛んできて何度
も燕返しをした。
背中のまるくなった男は、カメラを手にして、向こうからや
ってくる何かを待っていた。
一度だけ、シャッターを切る。
さいきんめずらしい潔さ。
液晶を見なかったから、フィルムカメラなのかもしれない。
フィルムには始まりがあり終わりがあるのがいい。やりなお
しのきかないところ、同じ時間のなかに一度しか立てないと
ころもいい。
そういえばヴェンダースのパレルモ・シューティングのラス
トシーンってどういう意味だったかな。
朝
・スモークチキン、枝豆、人参とパンのプレート
枝豆と人参は夕べの。
ささみを塩麹につけておいたのがあったから、思いついて
スモークする。鍋の底に桜チップを薄く敷き、油を塗った
網にささみを乗せ、蓋をして強火にかける。
よい匂いが立ってきたら火を弱めてその間10分。
前に三年番茶で燻した時は「すすけ」た悲しい鯖になって
いたから、おそるおそる蓋を開けるときれいな燻し色が付
いていた。味もなかなか。
スモークは肉につける味と燻し加減がおもしろそう。
ピタパンはないから、5枚切りのパンを薄く切って挟む。
人参とスモークチキンの相性は抜群。
昼
・鶏肉とセロリのフォー 髭のひと
鶏肉とシャンツァイのフォー 私
スダチを添えて
夜
江戸前のマコガレイは今が旬なんだそう。
濃い味。
・マコガレイのお刺身
再仕込み醤油で。
・イワシのお刺身
梅醤油に生姜が最高だった。
・佐土原茄子の梅焼き
・ワカメの酢の物
・茗荷とキュウリのサラダ
・たまごのスープ
・たきたての飯