日々の皿

10月8日(日)  くもり  26/17℃  秋のためのカップ

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狛犬の「ん」の方のように体を硬直させ、集中する。

鼻で細く呼吸をしながら思い浮かべる。友だちの好み。自分

がしっている店。すりあわせはじめると「あ!」あそこにき

っとなにかあると閃いた。

家を出て、てくてく歩く。

今日は晴海通りをまっすぐ北にむかい、日比谷公園手前の交

差点を右に曲がる、ルート。

東京駅の向かいのビルの奈良の麻屋に行くと、その「なにか」

がありました。

白くてやわらかくて気持ちよさそうなコットンとシルクのレ

ッグウォーマー。

これなら気に入ってもらえそう。寒くなりますからね。

隣の隣の店にもゆき、温めてくれる薬草の入浴剤も求めて、

はからずもこちらも白のパッケージ。

日曜日、丸の内の道は開放されて、黄色や赤のと椅子とテー

ブルが並べられている。

暑くも寒くもなくちょうどいい陽気。

道の真ん中でジャズのライブがはじまって、あんまり耳に心

地がよかったから、空いている椅子を見つけて腰をおろす。

隣のテーブルの中年のカップルはニコニコしながら愚痴りあ

っている。道の反対側のテーブルの人たちの声は聞こえない

けれど、みんな総じて顔はニコニコして、いいものだな休日

の午後。

その通り沿いの店にふらり入ると金沢のアンテナショップだ

った。

骨董なんかもおいている。いつか二枚千円で買った珉平焼き

が一枚一万円に高騰していた。黄唐津の小皿にもけっこうな

値段がついていてただただ驚くばかりだ。

風合いのよい、古黄瀬戸に似た若い作家さんのカップが目に

とまる。

食器棚はもういっぱいで、食器は買うまいと思いはするのだ

けれど、惹かれるものに目がいくと誓いなどするりと忘れる。

さんざん逡巡して、我が物にしなければいけない言い訳を考

えた。

でもほんとうに、秋らしい肌の小さなカップに、ココアを上

手に作ってそそげば、風景によき意志が出そうなのだ。



・梨

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・おじゃことイワシのコンフィのパスタ

 ニンニク、鷹の爪、オリーヴオイル、じゃこ、松の実、パセリ

 のパスタを作る。イワシのコンフィをのせ、ほぐしながらいた

 だく。


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きのう市場で「もってってー。お得だからさー」と言われた箱

にはずいぶんとしっかりした茎と葉っぱの金時草が山になって

いた。

ほんとうのところあまり得意ではない草だ。珍しくうちの二人

ともが苦手な草だ。

断りにくかったこともあるけれど、もしかすると今度口にする

ときにはなにかしらの発見があって「おいしい」と感じるかも

しれないと、わずかな希望を持って買ってみる。



・イワシの梅醤油煮

・穴子の頭と肝の煮物

・穴子の骨の素揚げ 塩で

・豆腐と秘伝豆のサラダ

・金時草と菊の花の酢の物

・かぼちゃ煮

・奈良漬 

・白いご飯

・豆腐とネギのお味噌汁。

 白ネギが甘くなってきた。



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by hibinosara | 2017-10-17 16:03 | Comments(0)