日々の皿

3月3日(土)  晴れのちくもり  16/3℃

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「キューイ、キューイ、キューイ」

急いでベランダに飛び出して鳴き声の主を探した。

姿は見えないけれど、どこかで続けて鳴いている。

今日、メジちゃんはいつにも増して綺麗な声で鳴いた。

メジちゃんのカーテンに映った影が、物語みたいだった。


小豆を硬く煮て、小豆の色が付いた煮汁にもち米を浸す。

出かける予定があったけれど明日にして、市場にゆく。

土曜日閉店時、一山千円のに目がとまる。

旬のはじまったばかりの白魚、マコガレイ、キラリキラ

リきびなご、シマアジのアラ、メカブ。

目を白く濁らせて腹をみせているような活魚を売るよう

な店だけれど、気をつけて見れば値段のわりに、いいの

がある。

ホタルイカも欲しかったけれど、まだ富山まで上がって

来ない。

帰ってきてから桃の花を買い忘れたのに気がついて、が

っくりする。


うちのお赤飯はささげじゃなくて、小豆。

腹が割れないように、蒸す途中から入れる。

さいしょの頃は、塩水を打ちながら蒸していたけれど、

いつからか塩を加えた小豆の煮汁に、蒸し半ばの赤飯を

すっかりうつして、満遍なく塩水をゆきわたらせるよう

になった。

いろんな人の智慧とわたしのすくない経験の混ざり合っ

た赤飯だ。窓はすっかり赤飯を蒸す湯気で曇っている。


「あー、はじまったはじまった」

嬉々としてテレビの前に座った髭の人はにこりにこりし

ている。

養老先生と猫「まる」の番組。



昼は

・春キャベツのお好み焼き

 夕べ、あんまりおしくてふたたび。

・冷奴

・玉ねぎのサラダ 

 醤油、酢、ごま油



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ひさしぶりに蒸したお赤飯。

髭の人のねえさんは、

「おこわご飯はもつのー。二日でも三日でも外に出して

おいて大丈夫なものなのー」といつかおしえてくれた。


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夜は

・キビナゴのお刺身

・菜花おひたし

・レンコンのきんぴら

・イワシみりん干し

・お赤飯

・白魚と卵のお吸い物


お赤飯はほとけさまたちにも差し上げた。

こういうことって、自然に引き継がれる

ものだなあ、と思う。


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by hibinosara | 2018-03-14 00:01 | Comments(0)