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日々の皿

3月10日(土)  くもりのち晴れ  12/4℃

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風が強い。

橋にむかう坂道にさしかかると、さらにぼうぼう吹いて震

え上がった。

ひさしぶりに「内」の八百屋に行く。

女将さんは珍しい人を見るような目で「あらあ、おひさし

ぶりね」と高い声でおっしゃり、会長も「何かこちらの不

手際があったのかと思ってましたよ」と愛想をしてくださ

る。社長もお元気そうだし、何も変わってない。

私は緊張した。

気迫の料理人が今日は三人いて、空気がぴりりとしていた。

そのうちの一人は高額な美術品を前にして、店の人と話し

ながらどれを選ぶか悩んでいる人のような顔つきをしてい

た。

こういうところだったな、と思い出したけれど気を入れて

くるのを忘れていたから、腰がひける。

いつもならぐいぐい箱をあけて、いいところを選ぶけれど、

二ヶ月半ぶりだから、そんなずうずうしいことはできない

し。

帳場の女将さんの周りは、買い物を終えた料理人さんたち

がリラックスして冗談を言い合っているところで、それも

また懐かしかった。

沼津青ネギ一束、石川小蕪二つ、根生姜一塊、五郎島金時

一袋。

いつもの魚屋に行くと、大将が目を大きく見開いて「マッ

チ売りの少女が来たぞ!」と謎の反応をした。

八百屋で時間を取りすぎて、ほとんどの魚は売りに出され

仕舞われていた。

ホタテを買う。

「そういえば札幌に帰ったの?」と聞かれてまだと言うと

「全くなあ」「親孝行は出来るときにしか出来ないぞ」と

叱りつつ「でもな、一番の孝行は健康でいることだな」と

自分にいいきかせるようにおっしゃった。お説教されてい

るような感じがしないのは、大将の性格がいいからだと思

う。スコンと晴れた空みたいにほんとうにきれいな人なの

だ。

今年の冬はマグロを食べてなかったな、とふと思い鮪屋へ。

もう、春だけれど。


夜、出し殻の鰹節を炒りつけてながら母と電話。

鰹節の水分をすっかり飛ばすのがコツ。生臭さが抜ける。

カラカラになったら、同じ鍋で胡麻も炒り、みりん、黒き

び糖、醤油で仕上げる。


メジロ日記

よく来る。

まだよく来てくれる。



朝は

・磯辺焼き

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昼は

・中おち漬け

・丸いもすりおろし

・納豆

・切り干し大根酢漬け

・昆布炒め あみをたっぷり

・長ネギマリネ 酢醤油とオリーヴオイル

・夕べの酢豚

 酢豚は翌日もまたおいしいとおしえてくれたのはちちゃん。

 華やかな酢豚が心もち鄙びて、肉に味がよく沁みているところがいい。

 野菜は、茄子もいいだろうなあ。夏になったらやってみる。

・しじみの味噌汁

・白いご飯 

 湯気立つ炊きたてのご飯と酢豚!おいしかったな。

 


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夜は

・ホタテたっぷりのチャーハン

・ネギぬた

・石川小蕪の浅漬け

・豚足スープ

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by hibinosara | 2018-03-21 07:14 | Comments(0)