日々の皿

4月3日(火) くもりのち雨  8/5℃

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遠く電車の通る音が聞こえてくる。

どこかからくり返し女がくしゃみをする声も

メイルチエックをしていると、母も起きてきて話しかけてき

た。まとめてない髪をたらして。

白い髪は長いとすこしこわい。

腰に巻いている伊達帯みたいのはコルセットだった。

電話で聞いていたより細い。

おかあさんには毎日電話をしていたし、会ってもいたけれど

、家とセットになったおかあさんを見たのは久しぶりだ。

きのう近所のデパートに出かけた時、街がたそがれて見えた。

さいきんの新しい建物は年をとるのが早いせいかもしれない。

こういう感覚はすぐに消えてしまうから、覚えておかないと。

母のマンションは年をとりにくい建物だけれど、部屋はこの

数年で急速に老いたようにみえた。でも、電球色のせいかも

しれいし、増え続ける物が出している陰なのかもしれない。

古くなったと感じるのは、廊下と洗面台のあたりだけだから。


しぜんと台所に立ってしまう。

昼は

穴子煮

うるい酢味噌あえ

鯛と大根のすまし汁

ポテトサラダ

もち米とうるち米を合わせた白飯。

母は「もっちりしてご飯がおいしいでしょう」という。

でも、閉じている味がした。

米のご馳走は炊きたての湯気の香りで、冷めたとしても米の

香りをそこはかとなく感じる通気性と甘味だ。

でもいちおう「うん」と頷く。

母はきのうもおとといも遅くまで起きていたし、私も疲れて

いるから今日はゆっくりする日にしようね、と言っていたは

ずなのに、台所の掃除が始まってしまった。

どうしてか、母は私が帰ってくると大掃除をするのだ。

「いるものがあればもっていきなさい」と言って。

有次の中出刃はもう鋼がないらしいけれど、使い込んだ跡が

いとおしくて、もらう。

父はじぶんの使いやすいように道具を作るひとだったけれど、

麺棒もそのひとつ。もらう。

「あいかわらず変なもの欲しがるわね」と母は言った。

今日の札幌は天気が悪くてどんよりしている。


夕方から散歩。

一日置きに三越まで歩くんだそう。

今は駅前からすすきのまで地下道がまっすぐに通って、足元

の危ない冬でも歩いて行ける。

地下道の天窓から見える景色が好きだ。

この間帰ってきた時も撮ったけれど、今日もまた撮る。

裸木が夜に映えてきれいだった。

帰りに大丸の地下食料品売り場で買い物。

母はキンパを知らなかったから、一パック買った。

フットマッサージャーの下見もして帰ってくる。


夜は

ほたるいかとうるいの酢味噌和え

タコと青のりのサラダ

瓜の漬物

キンパ

朝のすまし汁の残り


by hibinosara | 2018-04-23 08:02 | Comments(0)