日々の皿

4月20日(金)  晴れ  26/12℃

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ニラみたいなかたちの甘草。

妙に硬い。まるで菖蒲。ほんとうに甘草だろうか。

夜に食べようと思っていたけれど、今日は別々に食事をした。





いつの間にか太陽は東の向こうのビルとビルの地平から、あか

あかと空を染めて昇るようになった。

お正月の頃、目の前のビルの屋上から昇ってくるのが最西端だ

けれど、東はどのあたりまでゆくのだっけ。たしかもう少し東

の遠くから昇るはず。今は春だと知っているけれど、それでも

太陽の昇ってくる位置を遠くに眺めて、季節をあらためて知る

ことはしあわせなことだな。

ひさしぶりに、めんちゃんと皇居外苑でピクニックをする。

丸の内で飲み物(スパークリングワイン、白ワイン、水を一本

ずつ)と食べ物(タイ料理、チーズ、パン)を仕入れて、皇居

外苑の松の芝生へ向かう。

工事中だったけれど、私たちの大きな木のあたりは大丈夫。

木の影にシートを敷いて、食べ物を広げる。

めんちゃんは、アボカドのサラダを作って持ってきてくれた。

私はまだ完全に元に戻ってないみたいだ。いつもだったら何か

作るのに、今日はなんにもしたくなかった。

スパークリングワインがおいしかった。

パンもおいしかった。

なんだっておいしくて、おしゃべりできることが嬉しかった。

芝生に身体を広げてかすかに日が暮れかかるころ、もう青山

のギャラリーに向かう体力は残ってなかったし、ルドンに向

う集中力もなかった。

けれど、なにかみたくて、てくてく歩いて銀座に向かう(あ

あ、そうだ、今思えば、シャネルでサラ・ムーンをやってい

たのだった)。

札幌に帰っていたときにも思ったけれど、人間が手を加えた

自然のようなもの、にとても救われた。

それは音楽だったり、広告写真だったり、地下道に開けられ

た天窓から落ちる四角い光だったりした。

なにかをみたい、むきあいたい、という欲求はどこから来る

ものなのかわからないけれど、なければ私たちは干からびて

しまう。


朝、髭のひとはパンをぱくりと食べて出かけて行った。

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by hibinosara | 2018-05-13 15:18 | Comments(0)