食べなさい、と声がきこえた
9月11日(火) どんより曇天 24/19℃
いつもの夏なら、きゅうり、きゅうり、ときゅうりにしがみ
つくようにしていたのに、どうしてかあんなに暑かった今年
夏、きゅうりにそう世話になることもなかった。
去年の夏の尻尾が消える頃、きゅうりにさようならを告げる
パスタを作ったけれど、今年はそんな気にもならない。
きゅうに寒くなって、へんな感じになっている。
うつうつとしてあまりよろしくないから冷蔵庫のなかをごそ
ごそして、チクワを一本とりだしもぐもぐ食べた。
やや、明るくなる。
きゅうに暑くなったときもつらかったけれど、きゅうに寒く
なっても辛いということをしったのは、今年。
夏のうちにたまった我慢を長い息にして出し切って、虚しく
なってしまった。
ぽっかり空いた穴に、牛乳もコクコクそそいでやる。
今日母は、地震の起きるすこし前に声を聞いたと言った。
「卵かけごはんを食べなさい」
「え?わたしが?」
母はととまどいながらも、ごはんをあたため卵をおとし食べ
終えたそのほぼ直後、揺れ始めたらしい。
あの日、母は一睡もしないまま一日を過ごしたのだな。
それにしても、誰の声だったんだろう。
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今朝もひげの人による、梨の盛り付け。
市場に行ったけれど、ターレーに魚をつんで冷蔵庫に出発す
るところだった。
ターレーは止まってくれたけれど、さわらととり貝としじみ
しかない。しじみを1キロもらう。
場外の築地魚河岸で、宮城のアナゴを二本。背中が黄色くて
いい感じ。肉質もしっとりしていて。
昼は
・穴子ちらし
・新ごぼうのささがき
「おかげさま農場」のごぼうは、今が新。
・きゅうり甘酢漬け
・しじみ汁
わたしはささがき牛蒡をたっぷりにして
夜
・中華風ナスの冷奴
・うどん鍋
豚肉、ちくわ、ささがき牛蒡、たまご、ネギ、それから
大好きな滋賀の丁字麩