日々の皿

ヂリヂリとオレンヂ色の月がのぼってくる

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9月28日(金)  晴れ  26/14℃


がばりと起きて、おいなりさんを作る。

おいなりさんは難しい。

おいなりさんだけでなく閉じて一つの世界を作るものは、

すべて難しい。餃子、肉まん、それからお弁当も。

何が難しいって、それは調和を作ること以外、ないのだ

れど。

今日はお揚げを熱湯で茹でて十分油抜きをした。

味はよく入ったけれど、油は抜け過ぎていた。

梅は、もう探してゆくしかない。いろいろな人たちの知

恵を拝借しながら、目を澄まし耳を澄まし、じぶんにピタ

リと合うなり寿しを作るそれは、もう、生きていくこと、

そのものだ。

今度は熊本の南関揚げで作ってみる。

いなり寿しの旅はまだまだ続く。

昼過ぎ郵便局の集荷がきて、荷物は札幌に向かった。

月に一度、段ボールは120サイズ。これが定番になりそ

う。


昼は いなり寿司、卵焼き、ごぼうと舞茸のきんぴら


いなり寿司をほおばりながら外を見ると、分厚いウールの

ブランケットが二枚「匂い抜き」に干してあった。

このところぐんと冷えているとはいえまだ早いだろう、

思ったけれど、明日の宴会用、うとうとしてしまったひ

用なんだそう。


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「本気でふーふーしたら台風はそれるかもよ」とひげの人

は真面目な顔で、今日も珍しい応え方をした。

日本国民みんなで台風24号にむかって「ふーふー」って

息を吹きかけたらいなくなるかな、と言ったのだけどそ

な言葉が返ってくるとは思ってもみなかった。いつもはう

すく笑っているだけだから。

けれど、ほんとうに、心底本気でみんなでふーふーしたら、

何かが起こるかもしれないとも思う。


夕方母と電話をしていると、灯りのともりはじめたビルと

ビルの間にオレンヂ色の月が、人間の横手をヂリリと

ぼってくるところだった。

思わず電話を切って「すごい月!」と叫び、ひげの人にし

らせベランダに飛び出す。

それはこれから何が起こるのか予見させるように震え、火

を散らす線香花火そっくりの月。


―――


夜は

・揚げなす 生姜添え

 串で穴をあけて、丸揚げ。皮を剥く。

・もやしだけの冷やし中華

 ゴマだれで

・メヒカリの南蛮漬け

・胡瓜とキムチのサラダ




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by hibinosara | 2018-10-08 08:39 | Comments(0)