日々の皿

大水さんは移転されないのだそう

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9月29日(土)  雨  21/18℃


9時にお願いしている、まずは穴子屋。

今日は大穴子を二本に小ぶりのを八本。

お金を払いながら移転されるんですか?とおそるおそる聞

くと大水さんは静かに「うちは行かないんです」とおっ

ゃった。胸のあたりに指をやって「まだ老け込む歳じゃ

ないんですけどねぇ。区切りっていうか」その後が聞こ

なかったから、帳場のなかに腰掛けている大水さんの顔

あたりまで耳を下げると「いや、62歳になりましてね、

この間一回目の年金が振り込まれました。だからっていう

わけじゃないんですけどね」と遠くを見るような顔をされ

た。

閉める日を聞いて店を出る。

ふらふらした。

もしかすると行かないかもしれない、そうなんとなく思っ

てはいたけれど。

ご無沙汰している青果部の八百屋へゆき、但馬のごぼう、

京都の赤茄子、それから広島の黄金生姜を今夜の宴の分

と土産の分を求める。

スタッフさんにひさしぶりですね!と挨拶されて、夏が厳

しすぎて、と言い訳すると、わははと笑ってくれた。

女将さんに地震の時、電話をいただいたお礼をする。

今日も、母のことを気遣ってくださる。

この八百屋さんは移転することが決まっている。

水産部にもどっていつもの魚屋。水と氷を張った発砲スチ

ロールに残っているピカピカの鯵を「全部」と頼んだけれ

ど「お嬢、けっこうあるぞ」とご主人がおっしゃるので

キロほどにしてもらう。

新市場の地図をくれたけれど、大水さんのことがショック

なのはそのままだ。

「ふ」屋で汲み上げ湯葉を五枚、有機野菜屋で安納芋とエ

リンギ。

買い物はこんなところ。

荷物を持ってくれるひげの人に大水さんのことを言うと、

ふふ、と笑って「きのうもショック、きょうもショックで

大変だね」と言った。きのうは思っていたより虫歯が多く

見つかって、がっくりしていたのだった。

今日の築地は、移転を不安に思っているひと、移転には反

対していたけれどなんとなくウキウキしているひと、「移

転は来週よー!」と満面の笑顔のひと、それから大水さん。

いろいろな顔が入り混じっていた。


お昼は

・小豆とさつまいものおこわご飯のおにぎり

・ごぼうのキンピラ


おつまみはとりあえず、

いりことクルミのメープルシロップ炒めを作り、

カマンベールチーズは常温に戻しておく。

これで早めに来る人がいても安心。

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献立は

・秘伝豆の塩茹で

・エリンギ素焼き スダチ添え

 焦げ目をパリッと香ばしくつけて

・赤茄子の丸揚げ 黄金生姜添え

 熱々のうちに皮をむき大振りに切る



ここで一区切り


・さつまいもの春巻き

・くりのスープ

 スープは結局お出ししなかった。

 今日は台風の前で蒸し蒸ししていたから、

 こっくりしたスープはうっとうしいと思って。

 その代りに、

・くりの春巻き


一区切り


・鯵の刺身

 スダチ、黄金生姜添え 

 みんなの箸が伸びる伸びる

・胡瓜と大葉の甘酢

・汲み上げ湯葉

・叩きこんにゃくとしらたきのキンピラ

 これは作り方を聞かれた。


一区切り


・大穴子煮

・穴子チラシ

 は結局なくなって

 穴子、炊きたての新米、錦糸卵、奈良漬

 の定食風

ごぼうのキンピラ

・しじみ汁

 毎年楽しみにしている但馬は赤崎のごぼうは

 まだ味がのっていなかった。

 晩秋からだろうなあ、おいしくなるのは。


お酒 呑むのは高島さんと私だけ

ルバイヤート 樽貯蔵甲州

七賢     スパークリング山の霞

高島さんのお土産の安心院はシャルドネいもり谷シュールリー

おいしかった!

安心院といえば原木シイタケで有名なトヨチーニさんがあります。

https://www.toyocini.com

トヨチーニがおいしくなるのは厳冬のころ。

ぜひいもり谷のシャルドネと一緒にいかがでしょうか?とここで宣伝。



・デザートは

 えいこさんが持ってきてくださった

 パンプキンプリン

 おいしかったー。


 みなさんよく召し上がってくださった。

 今夜はひげの人の古いお友だちが集まってくださった。

 





by hibinosara | 2018-10-09 06:50 | Comments(0)