日々の皿

風はごおごおと鳴って

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9月30日(日)  雨のちくもり  25/17℃


ゆるゆると夕べの片付け。

と、言ってもきのうわたしがバタッと倒れたあと、ひげの

人がずいぶんやってくれていて、夜明けに浮かぶテーブル

の上には紙類がすこし散らかっているくらい。台所も大ま

かなところは終わっていた。

すっかり明るくなってから、シャンパンやワインのグラス

をもう一度リネンの薄いクロスでそっと拭きあげていく。

グラスは雨の日の青い光をやわらかく吸収して揺らいでい

る。きのう、はじめて使うこのシャンパングラスに炭水を

ぎながら、液体がこめられた時に完成するそのうつく

した。そそがれているグラスを前にしているK

顔をゆるませてそうった。

拭きながらグラスを持ち上げて透かして見たり、テーブル

に置いてみたりして、このぜい肉のないすっきりした形は

シャンパンをよりおいしく飲むために計算され尽くした機

能から生まれた美なのかもしれないと思うと、うっすら興

奮さえした。

傷をつけないように函におさめて、機材室に仕舞う。


気になっていた冬瓜に包丁を入れた。

やはり、スカスカスポンジ状。

Yさんがスペインに帰る前にお母さまが畑で作った冬瓜を

持ってきてくださったのだけど、表面に粉を吹いてボール

ように軽かったからたぶん一昨年くらい前に収穫した冬

なのではないかなあ。

それでも夏の爽やかな匂いと、うつくしい断面。

うまい具合に乾燥させて、壁に飾ることをしてみたい


風はどんどん強くなってくる。

ひげの人は、ベランダにポールを立てて植物たちが倒れな

いように養生している。

夜中には風がごおごお鳴って、部屋の明かりを受けたオリ

ブやレモンや柳が頭を振って荒れ狂っていうのを見る

ちに、子どものころシューベルトの魔王をきいては怯え

泣いてけれどまた聴きたくなって、泣いて)いたこと

思い出、ざわざわと怖くなる。

悪い夢を見そうだったから、窓の鍵をしめて、換気扇もし

めて風の音を遮断した。


お山の二人のことが頭をよぎる。





―――

お酒の次の日は汁物。

そ、そうめん、と言って出汁を引く。

そうめんにはとろろこぶ。

めんちゃんの礼文土産。とってもよいとろろ昆布。

ありがとう。

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肉類はないから、千両茄子を丸揚げにしたのと、ごぼうの

素揚げ。

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夜は

・一匹するりと逃げてシンクに埋まっていた(発見者はひげ

 の人)穴子は白焼きにして。

・鯵のお刺身

 たしかにおいしい鯵!夕べみんなの箸が伸びていたはず。

・納豆卵

・若布と茗荷の甘酢

・ささがきごぼう

・秘伝豆の塩茹で

・茄子の丸揚げの吸い物

・白い飯

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新米の季節の幸せ。おいしいなー。


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by hibinosara | 2018-10-09 18:43 | Comments(0)