どちらともひつよう
10月22日(月) 晴れ 22/12℃
チキンライスのおにぎりも作ったよと言うと「えぇっ?」
と華やいだ声が電話のむこうから聞こえた。
母の年代はまだ、洋食屋さんへの憧れがあるのだろうなあ。
おめかしをして、ハイヒール。
金縁のお皿にビーフスチューやタンスチュー、デミグラス
ソースはたっぷり。ニンジンのグラッセに絹さやかいんげ
ん。そしてポテトかコールスローのサラダ。
母の好物はオックステールスチュー。
バットに並べたおにぎりを一つもらって、オムライスをつく
る。仕上げのケチャップがどっと出た。
今度札幌に帰ったら、母にオムライスを作ってあげよう。
もう日も暮れる頃、ほうじ茶と煎り大豆のおにぎりも作る。
質実剛健ずしっとして「わたし、人のお役に立てます」と誠
実な声でうったえてくる味。
くらべてしまうとチキンランスは華やかなだけで、うすっぺ
らにも思えるけれど、ひとは両方が必要なんだな、とつくづ
く思う。何事によらず。
ほうじ茶と煎り大豆のおにぎりは、うめ酢で握った。
――-
朝は
・人参とチキンのサンドイッチ
鶏肉はゆで鶏を使ったけれど、しっかり焦げ目をつけて
焼いた方がきっとおいしい。
人参は、塩、クランベリーヴィネガー、ピーナッツオイル
チキンは、ハニーマスタード、マヨネーズ、黒コショウ
・かぼちゃのポタージュ
・りんご
ひとりの昼は
オムライス
夜は
・チンゲンツァイと豚肉の焼きそば
・豆腐と胡瓜のサラダ
卵が貴重品の時代に生まれたからかも。。
おばあさまが召し上がったオムライスのご飯は何味だったのかな?と思いました。
ケチャップの発売が明治36年。おばあさまが8歳の頃。
あの赤い調味料はおばあさまの目にどんな風に映ったのでしょうね。
憧れの調味料、だったのでしょうか。バターの風味に、貴重品の卵。
なんだか、嬉しくなってしまいます。