日々の皿

うつくしい光の日だった

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11月20日(火)  晴れのちくもり  15/9℃


きれいな光の日だった。

インゲヤード・ローマン展。

くもり空の静かな光を受けたガラスの食器たちはテーブルの上

で透明な輪郭を結んでいた。その光の形に何度だって、はっ、

とした。ふだんは透明な食器について、あまり考えたりしない

から余計に。

冬の終わりころ、北海道の家の窓から十分に太くなって屋根か

ら連なって下がるつららが思い浮かんだ。

冷たい泡や、音のしない人造湖も。

寒い国の人が作ったもの、と感じるのはこのすっきりとした線

が表しているのだと思うけれど、それは何もかもが雪で覆われ

て色も細かな輪郭も失った風景に似ている。

雪景色もインゲヤード・ローマンの食器も見ていると、心が静

かになってどうしてかあたたかなものが欲しくなる。

暖炉の炎や鶏の丸焼き、ホットココアやシチューなんか。

でも、こんなグラスがあったら、冷たい光にロゼの淡いバラ色

や貴腐ワインの琥珀色が浮かんで素敵だろうなあ。

ガラスを浮かび上がらせている静かな光の中にめんちゃんに立

ってもらって、写真を撮った。東京なのに北欧の光みたいだっ

た。

この竹橋の近代美術館工芸館は来年の春、金沢に引っ越してし

まうそう。近代美術館に来ても工芸館まで足を伸ばすことは

多にないくせに、なくなると思うと寂しい。そこにいてくれ

ということが、大切なのだ、身勝手だけれど。

外に出てまた写真を撮った。

「自然な感じで歩いて来てー」と注文をめんちゃんにつけても、

どうしても顔がうすく笑ってしまっていて、可愛かったな。

自然って、難しいですよね。撮られていることを知らない「ふ

り」をするってことだから。

秋も深まった季節に写真を撮り合ったりしていると本当にどこ

か遠くヨーロッパに旅に来ているみたいだった。

そして私たちは旅行者のように古いデザインの街灯を珍しがっ

て写真を撮ったりもした。

もう暮れかかって寒いのはわかっていたけれど、やっぱり外が

気持ちよいからワインとサラダを買って外苑のベンチに腰掛け

てお喋りをした。

そしてはたと、めんちゃんの相槌が色とりどりになったのに気

がついて思わず顔を見た。

「へえっ」「そお」「うんうん」「あー、」「ほおっ」語気も

あって豊かだ

それについて質問するうちに、ふたたびはたと、わたしたち

よく話すようになったことにも思い当たった。

わたしたちは並んで座っていても、ちゃんは街の色と形を

見ていたし、私は往来する人を見ていた

並ばずに向かい合っている時はたいてい、ワインや日本酒やお

いしいものが間にあってそれについては話したけれど、それで

口数はすくなかった。

こんなにとめどなく話すようになったのはいつからなんだろう。

でも、ほかほかとうれしかったな。めんちゃんはしあわせそう

だったし、それに、友だちともパートナーとも長く付き合うの

はいいのだなあと思いもして。

腰を上げてお濠端を歩いた。

また、光がきれいだった。こんどは人間の作った光だ。



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あわ餅ごまよごし


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昼は

コロッケを作ろうとしたのだけれど、パン粉を切らしていて、

グラタンにする。

じゃがいも、シェーブル、セージ、ミートソースを順に重ね

てオーブンに入れる。



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これをコロッケにしたかった。



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夜は

久しぶりにマルゴでワイン。

ボジョレーとピノ・ノワール


ひげの人には、トンカツやでお弁当を作ってもらう。

カツ丼とロースカツ定食。















by hibinosara | 2018-11-28 09:05 | Comments(0)