引き出し
12月25日(火) 晴れのちくもり 9/3℃
今日の川の水はきれいだったなあ。
翠色の川面はきらきらしてちいさな波をよせて。
沈んでいる材木も透けてみえるくらい。
魚だってこんな日は気持ちいいんじゃないかなあ。
なんだか今日は泳ぎやすいな、とか、よく光が入ってくる
日だなあとか、ときどき水の上の世界を透かして見てさや
さや尾びれをゆらしているんじゃないかな。
部屋のなかもきらきらしていたけれど何かがはじまった。
台所のこわれていた引き出しを直してくれるんだそう。
なのでよくもこんなにも入っていたものだな、というほど
の木箱や道具が並んで光を浴びている。
料理をはじめたころ、いまはなきプランタンのリビング館
や高島屋で買って今も使っている道具を、こうして広げた
なかで見ると懐かしい。ほんとうは買い直したいものもあ
るけれど。料理がすこしできるようになってから求めたも
のは、使いやすい。木のへらをじぶんの使いやすい形に変
えた父の形見もある。わたしにもそういうケが出てきてい
る。
母からどっと蓮根が届く。
毎年お中元には芽蓮根、お歳暮には節の繋がったままのを
何本ももらうらしいのだけれど、お中元の蓮根はまだ冷凍
庫にあってうまい保存の仕方がわからないと言って。
そろそろ母にご飯を作る頃だから、送ってもらった。
今日は蓮根餅を作る。
大根餅と同じに四角い型に入れて蒸す料理。
でも、そうしてみてから、べつに型に入れて蒸さなくたっ
ていいのではないかなと思い至る。
―――――
朝の食卓には
・りんごと柿
昼の食卓は
・醤油ラーメン
豚バラ肉、わかめ、いつかのもやし
もやしはごま油でコーティングされているからか日持ちがする。
三袋いっぺんに作ったけれど、よい常備菜だ。
ひさしぶりに竹の皮でちまきを作る。
たかちゃんが来た夜には中華おこわはまだちまきにはなってなく
て、伊藤さんはお土産に持って帰ってくれたのにアイツは巻いて
欲しいと言って竹の皮を渡すと言っても持って帰らなかった。
お正月に食べたいんだそうだ。
母もやっぱりちまき好き。ひげの人もわたしもちまき好き。
コツコツ、コツコツと巻く。
そして1時間蒸す。
中華おこわは酒によく合う。この間は滋賀のとろりとした甘い
日本酒との相性がよかったし、熟成された紹興酒はもちろん。
夜の食卓は
・中華ちまき クリスマスにもぴったり
・蓮根餅 酢醤油や豆板醤で
具はぎんなん、干しエビ。つなぎは上新粉をつかう。
蒸すと(1時間)、でんぷん質の効きがよくなるこ
となんてあるんだろうか。控えめにしたけれどずい
ぶんしっかりした。
・金目鯛の台湾風蒸し物
酒、ナンプラー、生姜、長ネギで
・寒締めほうれん草のおひたし