否定も肯定も
7月19日(金) 雨のちくもりのち晴れ 31/23℃
寝坊をしてしまった。
仕事中にカレーの匂いは立てられないから、隙があればお風呂
場で詰めちゃおうかな、と思っていたけれどそんな時間はまっ
たくなかった。
郵便局に電話をすると6時までに持っていけば、今日発送して
くれることがわかって、ほっとする。
お客様に炭酸水をお出しする季節になった。
暑い暑いと入ってくるので、すだちも添えて。
皮目を下にしてチュッとしぼると、爽やかな柑橘の飛沫が散る
のでたいてい、わあ、と声が上がる。
おやつは麩饅頭。
飲み物は冷やしほうじ茶。
荷物を出して、街頭演説へ。
たいへんな混雑。
駅のホームに上がってぜんたいを見下ろす。
けれど、電車が入ってくるたび、途切れてしまう。
また混雑に戻る。
なにも見えないけれどよく耳をすまし、声をきく。
支持者は拍手と声援。
スーツ姿はあまりいない。自由業が多いように見える。
年齢層は低め。
横にいるヒゲの人は肯定も否定もしていない気配。
よい耳の傾けかただと思う。
駅の近くのラーメン屋さんに入る。
ヒゲの人は躊躇したけれど、わたしは先に立って入ってしま
った。
「相席になりますから横に並んで座ってください」と店の人
。
会社帰りらしいサラリーマンやサラリーマンでなさそうな人
たちが、ラーメンをすすったり餃子を口に放り込んだり、ビ
ールをカーッとのんだりしている。
店員がみんな個性的。「ラーメン一丁」なんて言う時に節を
つけたりして、目立ちたがりの人間くささが舞台みたいだ。
長方形の車両みたいな店で左右に座席が分かれている。
荷物は頭の上の荷物棚にあげる。
向こう側の壁には古い大きな鏡。わたしたちが写っている。
鏡の間に黄色の品書き。こちらの壁には割り箸も醤油もラ
ー油もなにもかも、壁の棚に収納されている。
ポケットからタバコを取り出す仕草も珍しくなったけれど、
ここは全面喫煙可。
まるでどこかの国の食堂車に乗っているみたいだ。
わたしたちの後からやってきた小さな子どもの親子連れは
注文すると「そんだけー?」と店の人に言われていた。
でも、いやな感じじゃない。
わたしは味噌ラーメンと餃子
ヒゲの人は温玉付きのラーメンと餃子
味はなんていうことはない。でもおもしろいからいい。
―――――19日のごはん
食べたい時に食べられるようにお弁当
・鶏そぼろ弁当
次回リクエストは、はじめて食べた鶏弁当。
鶏そぼろ、たぶんもも肉の照り焼き、椎茸旨煮、ご飯は
茶色っぽいそう。なんだろう、鶏がらスープで炊き込ん
でいるのかも。たしかにおかずと馴染みがいいだろうな。
ほかに
・きゅうりとミョウガの即席漬け
・しじみ汁
水の写真。