夜行列車
8月6日(火) 晴れのちくもり 35/27℃
さびしくて、しんみりする。
今日は体を休めなさいといわれた。
たくやさんも今日はお休みにするんだそうだ。
夏は変わらず暑く、蝉がじんじん鳴いている。
お坊さまをお送りした時に吹いていた、鎌倉の風はよかったな。
うちのあたりはときどき本物の川風が、照り返しの熱気をくぐ
り抜けるように吹いてきて、ひやりとする。
猫さん、旅に出るといいのに。
夜行列車に乗って、流れる夜景を眺めるうちに寝おちて、目が
覚めると、草地がまぶしい。
ひた走る列車の洗面台で顔を洗って食堂車にゆき、安っぽい造
花が窓辺を飾るテーブルに着いて、うすいコーヒー、目玉焼き
にトースト。
行き先は添え物でいい。
でも、萩なんかがいいかな。
人のいない海辺をてくてく歩く。
青い空に走る電線を目で追って、家に流れ届いていることを確
かめて、そこに暮らしている人のことを想像してみる。
あ、これはわたしがしたい旅風情だ。
もう夜行列車なんてないかもしれないけれど。
どうしてこうも、風景と時間が失われてゆくんだろう。
―――――6日のごはん
朝は
・ブルーベリー
渡辺さんのところの今年のブルベリーは最高!
ブルーベリーソースも作る。
昼は
・パプリカとトマトの冷製スパゲティ
夜は
・きゅうりとツルムラサキの中華風
・ナス麻婆
・白いご飯
・板麩のお味噌汁