しろ
3月31日(火) くもりのち雨 13/8℃
さいきん妙にお腹が空く。
食べたばかりなのにすぐに腹ぺこになって、今朝だって我慢で
きずに梅と金山寺味噌を二つずつ握って海苔で巻いた。
でも、一番好きなのは白結び。手に塩をうけて少し余ったごは
んで小ぶりに握って、ほんとうはすっかり冷めて米に塩がじん
わりまわるほどの時間が欲しいところだけれど、待ちきれない。
台所に立ったまま川向こうの散りはじめた桜にぼんやり目をや
って、食べた。
旨い。
雪で麻織物や和紙をさらすと白くなると聞いたことがあるけれ
ど、米と塩だけで握ったおにぎりもまた目を遠く、遠くにやっ
て頭の中を白くしてゆく。
そういえば母は25キロの塩を受け取って、袋を開けるとそれ
は純白に光り輝いていたと、たいそう喜んだ。わたしはその時
どうしてか白龍の姿が浮かんだのだけれど、その塩が化身であ
ればいいな。どうかおかあさんを幸せにしてあげてください。
東銀座のドラッグストアにならあるかもと行ってみたけれど売
り切れていた。銀座のドラッグストアにもなかった。そうか、
考えてみれば飲食店がひしめいているこの辺りにキッチン・ペ
ーパーが残っているはずがないのだった。魚を下ろす時にはペ
ーパーがあった方がよいのだけれど、でも、なければないでな
んとかなる。
銀座は静か。
山野楽器に行くともうヒゲの人は来ていた。
にこにこした顔で紙袋を渡してきて「プレゼント」とマスクを
くれた。
そろそろあるかもしれないと閃いて行ってみると、今朝入荷し
たのだそう。一人一箱まで買えるそうなのでわたしも買いに行
った。売り場が分からなくて店員さんに聞くと「売り切れてい
ます」と言ってその後棚にあるのを見て驚いていたから、それ
ほど恒常的に品切れしていたのだろうなあ。これで6枚確保。
松本の厨酒を一本と小さいお酒を二本(神棚用)、おいしいパ
ンを一本買って、地元まで歩いた。
スーパーに行くと、キッチンペーパーが山になっていて、ほく
ほくした。
焼き立てのパンは帰ってくる間中、わたしたちの鼻腔を刺激し
続けて、手は洗ったけれど、着替えもせずに大きく切って子ど
もみたいにむしゃむしゃと、何もつけずに食べた。
これも白。おにぎりにマスクにペーパーにパン、今日は白の日
だ。白って、いいなあ!
そういえば、スーパーのお花売り場にはいつもは見かけないお
榊がいくつものバケツに分けられて売られていたのだけれど(
明日は一日で榊を取り替える日らしい。ほかには15日。たか
ちゃんがおしえてくれた)これだけの数があると言うことは、
神棚のある家やお店はまだまだあるということなのだろうな。
それとも流行りはじめているんだろうか。
この間「かみだな」をデザインショップで見かけました。
―――――-31日のごはん
朝は
おにぎり
梅二つ 金山寺味噌二つ
白にぎりは台所で隠れ食い 一つ
昼は
中華おこわ
粕汁
デザートは
きのうのお土産
ハーゲンダッツ マカダミア
インスタントラーメンを煮ていたら、ちぢれた麺から湯気がふわふわ
上がって、満たされた気持ちになった。そこでそのまま鍋ごと食べた
くなった。ありがとうね。
夜は
札幌ラーメン塩
ヒゲの人はノビル
わたしはシャンツァイ
を山にして
ほかに、トマトサラダ