春と発酵


窓辺でカラカラに乾いた柚子塩はすり鉢であたってサラサラ
にします。舐めるとちょっと苦い。苦味の後から柚子の香り
が鼻に抜けます。
2月22日(土) 晴れ 9-1ど
胃が重いなあ。
でも今は小麦粉を頻繁に触っていたい。
すらすらと点心を作れるようになりたい。
すらすら作れるようになったら、風通しのよい春のような家
に住みたい。ゆるやかな風が居間をふきぬけて、湯気の立っ
た蒸篭が食卓に運ばれる。そのたびしあわせも重なって友や
家族の顔がほころんで。
ぜいたくだけれど、その食卓には箱寿司も似合うといいなあ。
そういう家に住みたい。
それでこの重さはグルテンではないかと思い至って、こねな
いクレープならどうかしら。
(ああ!忘れていた!立春はもうとっくのとおにすぎてしま
ったけれど、今年も春を迎える春巻きを作らなかったなあ)
今日のクレープはロシアのブリヌイです。
ブリヌイにも春を迎える太陽の意味があるようで、スクラン
ブルエッグにパセリを散らすとお花畑のようです。
のぶちゃんが、母に牛すじ3キロを届けて下さった。
母は、悪口と愚痴ばかり言って、自分を褒めている。
同じことをなん度も聞かされるのぶちゃんが気の毒で、ヒゲ
の人が珍しくアレクサから顔を出してのぶちゃんに話しかけ
ている。
どれもこれもぜんぶいやなんだね。いやなことも選べないん
だねえ、おかーさーん。
―――ごはん
お昼ごはんは
ブリヌイ 小さな春の祭典
生地を発酵する方法もあるようだけれど、これは、ホワイト
ヴィネガーに重曹を加えて「ぶくぶく」泡が発生したところ
を間髪入れず、クレープ生地に加えて混ぜます。
もちもち軽い食感です。



夜のごはんは
お腹がすこし楽になって
水餃子ナイト
胡瓜と豆腐の炒め物
キムチスープ



