暑さ対策にはならないんですけれど

件のジェラルミン色の蒸し器の使いはじめは、腸粉の練習
ではなく、スムール。クスクスをそうも呼ぶそうで、あち
らではどう使い分けているのかは知らないけれど、音が好
きだなあ。遠くの景色が見えてきそうで。
去年の夏の暑さ対策で、水で戻せばよいだけのクスクスは
便利だったけれど、パサつきと、粉臭さが気になって、結
局積極的には手が伸びず、火を使っても米を炊き、パスタ
を茹でていた。
けれどクスクスは2キロほどあり、それで思い出したのは、
もうぼんやりはしているけれど、一粒一粒ふっくりして口に
なじむ味付けのサラダ。それまでのクスクス嫌いを変えた
あのサラダ。
調べると、水が貴重な北アフリカにはクスクス専用の調理
器具があり、壺のような形の下部でスープを作り、立ち上
る湯気で重ね置いた蒸し器でクスクスを蒸すことで、ふっ
くらして、スープのよい香りもつくのだそう。
まずは30分クスクスと同量の塩水とオイルでクスクスを
戻しておき、その間にスープの用意をする。
トマト缶で煮た手羽先煮を解凍して水で伸ばし、ジャガイ
モ、ニンジン、玉ねぎ、(何だかカレーみたいですね)、ピ
ーマン丸ごと、プティトマト。キャベツがあればなおいい
けれどあるもので。スパイスはクミン、コリアンダー、ブ
ラックペッパーを使い(これもまたカレーみたいですね)、
煮込みます。
戻したクスクスは下段の鍋の蒸気がゆきわたるように、ま
たスープが焦げないように火加減を調整する。
クスクスはしっとりふんわり蒸しあがって粉くさなく、こ
れはいい。
今度は多めに蒸して、半分はサラダにしてみようか。


